歯周再生療法

<歯周病について>

 

このように歯周病は進行すると歯周組織を破壊する病気です。
一度失われた歯槽骨は再生することはほとんどありません。

<中等度~重度の歯周外科治療(FOP)>
外側からのスケーリングでは届かない歯石を歯茎を切開して取り除きます。
深くなった歯周ポケットを浅くし、メインテナンスをしやすくする目的です。
進行を止め、わずかに歯周組織が再生することを目的として行います。

<歯周組織>
セメント質 ・・・ 歯根膜を歯根に付着させる役割を持つ。

歯根膜 ・・・ 歯を支えるクッションのような役割を持つ。
歯根と歯槽骨を繋いでいる組織性結合組織。
歯根膜のおかげで歯は簡単に抜ける事はありません。

歯槽骨 ・・・ 歯を支えている組織

歯周組織に対する再生療法「リグロス」

再生療法とは
失った歯周組織を再生する手術です。
歯周外科時に歯茎を切開して、歯石・不良肉芽を除去し
垂直性に骨吸収している部位に、歯周組織再生医療品を塗布します。
治療後9ヶ月で、平均して壊れた歯周組織の部分の半分程度が修復する可能性があります。
術前にCT撮影を行い診査し、術後もCT画像で3次元的に予後を診ます。

今まで海外では歯科用材料として、同じような効果のある材料が発表されていましたが、非常に高価でした。
今回、世界で初めて医薬品として日本製の歯周再生医薬品が発表されました。
この材料は上記の海外製材料と比較して遙かに良好な結果が結果が得られています。
今までの保険治療では進行を止めることが治療のほぼ限界でしたが、
これからは再生が期待できる有効な治療方法が手に入りました。

ただし、内服薬と違いフラップ手術時に使用する薬なので正確な歯周外科治療が成功の必要条件となります。

その為、現在は大学病院歯周病科と日本歯周病学会や日本臨床歯周病学会の専門医・指導医の一部に薬剤が供給されています。

いずれは一般の歯科医院にも供給開始されると思います。